どうして毎回毎回同じことばかりを、
お茶は繰り返してお稽古しなくてはならないんだろう…と思われる方もいらっしゃると思います。
茶道では敷居が高いと言われてしまう作法や決まり事が沢山ありますが
それらは、
もてなす側=亭主側、が
もてなされる側=お客のこと、を
思いやって心を配っている姿が
言葉ではなく動作として現れているものだからです。
自分がいかにお客に心を配っているかをより美しく体現するために稽古を重ねます。
お客にも稽古が必要な訳は、
その亭主側の表現を理解し、受け止めて感じる器が不可欠だからです。
このことを理解したら、何度となく繰り返すお稽古の意味も分かっていただけるのではないかと思います。
百華の会では新型コロナウィルス感染拡大を防ぎたいとの思いから
銀座校、豊洲校共に
しばらくお稽古をお休みさせて頂いております。
お家で復習出来る割稽古「基本のき」第二弾と致しまして、
「茶筅通し」を
会員さま専用ページにアップいたしました。
是非何度も見直して稽古して頂きたいと思います。
今回も静止画での公開ですが、教本では分かりにくいところが
お分かりいただけると思います。
もちろん今回も真剣勝負、撮り直しなしでの撮影です。
第一弾帛紗捌きにも皆さんから沢山の嬉しいメールやラインをありがとうございました。
これを励みに来週は「基本のき」第三弾と致しまして「茶碗の清め方」を
配信したいと考えております。
何度も申しますが、この緊急事態宣言の間だけの配信ですので
よろしくお願い致します。
お稽古も自粛も続けなくては意味がありません。
続ける力で更に頑張って参りましょう。