毎回大変好評をいただいております
茶懐石料理教室・夏の料理 を開催致しました。
来月7月に開催いたします朝茶事のお稽古を前に
お客様を涼しくもてなし出来るお献立を教えて頂きました。
これは鱧のふえ(浮き袋の部分)です。
箸洗いに使います。
これは白瓜の雷干し。
八寸にします。
今日のメイン煮物椀は鱧の葛打。
皆さんで鱧の骨切りを致しました。
重い大きな鱧の骨切りのためだけの包丁を使います。
お味噌汁の赤味噌の割合を増やし春よりもさっぱりとしたお味付けに。
夏の間は真薯のお椀ではなく葛打、
器は染付を用いると目にも涼しげ…など
今回も大変学びが多うございました。
茶懐石料理は家庭料理に比べて
驚くほどの手間と時間をかけて作ります。
わざわざ自分の所に出掛けてきて下さるお客様のことを思いながら
お料理をしたりお道具を出したりと
手間を惜しまない亭主の心は何よりの嬉しいご馳走です。
また暑さが落ち着いた頃に名残の頃のお献立で
茶懐石料理教室を開催する予定です。
後藤宗華