そば売りの声消えゆくや夜の雪 まさに温かいおそばをすすりたくなるような、身も切れそうに寒い12月の日、 筒井先生が広尾祥雲寺に釜をかけられましたので出掛けて参りました。 お凌ぎは可愛らしいお箸箱のような小さな重ね箱に収められた文箱八寸。 お椀はすだちの香りのよい蕎麦米汁。 大根カラスミも大変おいしくいただきました。 初雪に主客睦まじ釜の煮え この歌の通りのお席でございました。